脱原発世界会議での上映とワークショップ

脱原発世界会議での上映とワークショップ

私たちの社会はもしかしたらどこかで踏み誤ってしまったのではないでしょうか。原発は経済のグローバル化という現在の経済社会システムの一つの象徴的存在でもあります。脱原発に向けては、近代の呪縛から解き放たれ、想像力を働かせ、新たな社会システムをデザインしなおす必要があるのではないだろうか。『懐かしい未来:ラダックから学ぶ』という映像は、日本が近代化の過程で失ってしまったことを思い出し、未来を根本的に描き直すことを促してくれます。

このような趣旨で、「懐かしい未来」ダイジェスト版(27分)の映像の第一部「伝統の中のラダック」をまず見て、ラダックにどのような伝統智が息づいているか、そして日本ではどうだったのか、今どうなっているのか、について、隣の人同士話し合ってもらいました。その後簡単に全体でシェアしましたが、出た意見としては、日本の伝統なんて失われてしまったと感じていたけど、話し合ってみたら日常の中にあるさまざまな節目の行事の中にさまざまな智恵や意味が含まれていることがわかったという意見。そして、がき大将がいて子どもたちがぶつかり合う中で成長したりお互い世話し合ったりしてきた。がき大将のいるご近所コミュニティを復活させていく必要がある、という意見などがでました。

続いて、映像の第二部「変わりゆくラダック」を見て、開発・近代化の名のもとにラダックで何が起きたのか、日本ではどうだったのか、私たちはこの映像から何を学べるか、ということを隣同士話し合い、また全体でシェアしてもらいました。

アラスカの少数民族のボブさんが参加してくれていて、朴訥なゆっくりとした口調で、私たちは古代からの智恵を失ってはならない。もう一度自然と深く結びついて、自然とともに生きるすべを取りもどさなければならないということを語ってくれました。

その後、私たち一人ひとりにとっての懐かしい未来とは?というテーマで一人ひとり自分の心の中に問いかけながら、懐かしい未来を描きました。この内容は、ブースで書いてもらったものも含め、懐かしい未来のウェブサイトなどで紹介していく予定です。

イベントの最後に、原発の要らない懐かしい未来を具体的に実現していく方向性として世界中で草の根で始まっているローカリゼーションの運動についてお話をしました。NPO法人懐かしい未来は、ローカリゼーションという方向性に向けて世界の経済政策の大転換を図るべく、2012年3月にアメリカで国際会議を準備しています。このあたりも詳しくはこのHPにアップする予定です。

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